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馬修厳選の梅ジャム、消費期限改ざんが発覚


ニュース 食品 作成日:2015年4月24日_記事番号:T00056619

馬修厳選の梅ジャム、消費期限改ざんが発覚

 セレブ御用達といわれる馬修厳選(マシューズ・チョイス、台南市永康区)が、昨年5月10日に消費期限が切れた「1年熟成梅ジャム」3,800瓶を今年8月31日に期限を改ざんし、台北など7県市14カ所の店舗、テナントで販売していたことが台南市政府衛生局などの調査で分かった。既に3,604瓶が売れており、残り196瓶を店頭から撤去した。24日付中国時報が報じた。


問題の梅ジャム。既に3,000瓶が消費されたとみられる(23日=中央社)

 台南市衛生局は昨年3月、馬修厳選の元従業員からの告発を受け、消費期限改ざんの疑いから、同年4月に台南地方法院検察署(地検)に捜査を依頼。台南地検は客のふりなどをして捜査を進め、昨年9月に同社がラベルを貼り替え各店に出荷したことを突き止めた。販売価格は298台湾元から350元(約1,400円)に変更していた。

 台南地検は22日、同社の永康本部工場を家宅捜索し、改ざんラベルの梅ジャム1瓶を押収。責任者の王世煌氏、工場長の呉貴鉉氏を取り調べたところ改ざんを認めた。2人はそれぞれ保釈金100万元、10万元で保釈された。消費期限改ざんなどによる食品安全衛生管理法違反は罰金6万〜2億元。