ニュース 政治 作成日:2015年4月27日_記事番号:T00056639
来年1月の総統選挙への立候補に否定的な反応を見せている朱立倫国民党主席が、彭淮南中央銀行総裁に同党候補として立候補するよう数回にわたって要請したと報じられ、自身の出馬が期待されているにもかかわらず、党外の人物を与党候補に据えようという思惑に批判の目が向けられている。27日付聯合報などが報じた。
朱主席は20年の総統選を視野に入れているのではないかとの観測もあるが、16年への対応を誤るようだと20年の可能性がなくなりそうだ(25日=中央社)
朱主席による彭総裁擁立の試みは国民党幹部が明らかにしたもので、中銀総裁として米金融誌から通算11回の「A」評価を受けた高い国際的声望と経験、党派・イデオロギー色が全くないところを見込んだという。ただ、彭総裁は25日、「中銀総裁を最後の公職とする」との声明文を発表し、立候補する考えがないことを明らかにした。
一連の動きに対し、昨年末に朱主席擁立に向けた署名運動を行った国民党の廖正井立法委員(桃園市)は「徹底的に失望した」と批判。自身の選挙のみに集中する意向を示した。
党内からは、朱主席が総統選に立候補すれば支持基盤を固める効果が期待でき、仮に自身が敗れたとしても国民党は立法院の第一党を維持できる可能性がある一方、立候補を見送れば、最も苦しいときに責任を負わなかったいう評価が下って支持者から見捨てられ、政治生命が終わるとの指摘も出ている。
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