ニュース 石油・化学 作成日:2015年4月27日_記事番号:T00056647
高雄市で実施されている給水制限が5月4日より第3段階の隔日断水(5日給水2日断水)に移行することにより、同市の仁武および大社工業区に入居する石油化学メーカーに影響が及ぶ見通しだ。25日付経済日報が報じた。
楊偉甫経済部次長(左)は、高屏渓の水位が上がれば随時、隔日断水を解除すると述べた(24日=中央社)
現在、▽台橡(TSRC)▽中国石油化学工業開発(CPDC、中石化)▽台聚集団(USIグループ)▽国喬石油化学(グランド・パシフィック・ペトロケミカル、GPPC)──が減産で対応すると表明している。中国人造繊維(CMFC、中繊)、磐亜(PACC)は生産を停止する可能性もある。
仁武、大社工業区サービスセンターによると、両工業区は、今回の第3段階給水制限の対象となる高屏渓より水の供給を受けており、民生用と水道管を共用しているため、10社以上の石化メーカーに影響が及ぶという。ただ、台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス)の仁武工場では、別の給水源を確保しているため、正常稼動を維持できる見通しだ。
一方、同市の臨海、林園、大発工業区では、工業専用に使用される鳳山ダムより水の供給を受けているため、第3段階の給水制限に移行しない。
なお、第2段階の給水制限が実施されている台南エリアでも第3段階への移行が懸念されている。中央気象局の予報によると、5月の第1週に低気圧の到来が見込まれ、この時期の降雨量が鍵を握る見通しだ。
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