ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

うなぎのかば焼きに発がん性物質、流通直前に摘発


ニュース 食品 作成日:2015年4月28日_記事番号:T00056671

うなぎのかば焼きに発がん性物質、流通直前に摘発

 桃園市内の水産加工業者、明泉国際が、台湾で使用が禁止されている殺菌剤「マラカイトグリーン」を含むうなぎ3トンをかば焼きに加工し、流通させようとしていたことが分かり、27日までに桃園地方法院検察署に食品安全衛生管理法違反の疑いで摘発された。28日付蘋果日報が伝えた。


同業者は、うなぎ加工で1箱100万台湾元(約390万円)以上の利益が出ると指摘した(27日=中央社)

 明泉国際は、雲林県内の養殖業者から生きたうなぎ5トンを購入し、屏東県内の別の業者にかば焼き用として販売した後、明泉国際が依頼した検査でうなぎからマラカイトグリーンが検出された。明泉国際側は検査結果を通知し、返品を受けた。その後、明泉国際はうなぎを処分せず、自らうなぎを加工して販売しようとしていた。検察は明泉国際の経営者が損失を回避するため、マラカイトグリーンの含有を知りながら、出荷しようとしていたとみている。

 検察は出荷前のうなぎをかば焼き、白焼きの状態で3トン押収。市中には出荷されていないことを確認した。