ニュース 社会 作成日:2015年4月29日_記事番号:T00056689
民間の気象情報会社、天気風険管理開発(ウェザーリスク・エクスプロア)は28日、日本の気象庁の5〜7月の天候見通しを基に、台湾は今年空梅雨となり、水不足の解消に不利と予想した。29日付中国時報が報じた。
深刻な水不足で高雄市燕巣区の阿公店ダムは水位が下がり、地面は乾燥で亀裂が生じた(28日=中央社)
天気風険管理開発の呉聖宇アナリストは、気象庁によると、太平洋中・東部の4月上旬の海面水温が平年より1〜1.5度高かったと指摘。太平洋高気圧が東寄りに位置し、平年以上に東西に扁平(へんぺい)に張り出すことで、前線が東に移動しやすくなり、台湾に長くとどまらないと予測した。また、南アジア高気圧の勢力が平年より弱く、南寄りに位置するため、夏の季節風が弱く乾いたものとなる他、エルニーニョ現象の影響で東南アジア全体が乾燥した天候となり、台湾の梅雨の降水量が減る可能性があると予想した。
これに対し、中央気象局の陳孟詩・長期予報課長は、台湾の天候は毎月の変化が大きく、5月から3カ月間ずっと乾燥が続くとは限らないと指摘。天気風険管理開発の予報はおおよその見通しにすぎず、中央気象局は5月1日に最新の予測を発表すると説明した。
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