ニュース 電子 作成日:2015年4月29日_記事番号:T00056703
華碩電脳(ASUS)の沈振来(ジェリー・シェン)執行長はこのほど、同社のスマートウオッチ(腕時計型端末)、ZenWatchの第2世代製品の発売時期について「今年ではないだろう」と発言した。沈執行長は以前、スマートフォンと組わせて使うタイプと健康管理に特化したタイプの2種類を、今年第2四半期末から第3四半期初めにかけて発売すると表明していたが、来年に延期となる公算が高まった。29日付工商時報などが報じた。
発売が遅れる理由については、グーグルのウエアラブル(装着型)端末向けOS(基本ソフト)「アンドロイド・ウエア」を搭載した他機種との差別化が困難なこと、および、グーグルがスマートウォッチの作業システムを大幅に変更する予定であるためとみられる。
沈執行長の発言を受けて張偉明同社財務長も28日、世界のウエアラブル端末市場はまだ未成熟で、研究開発(R&D)や販売戦略を慎重に検討する必要があるため延期もあり得ると述べた。
なお、第2世代ZenWatchの組み立てを独占受注したとみられる仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)は、発売延期となればZenWatchによる業績への貢献が来年に持ち越されることになりそうだ。
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