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江丙坤氏に旭日重光章、日台経済関係強化に寄与


ニュース その他分野 作成日:2015年4月30日_記事番号:T00056714

江丙坤氏に旭日重光章、日台経済関係強化に寄与

 日本政府は29日、日台間の経済関係強化および交流促進に寄与したとして東京スター銀行の江丙坤会長(82)に旭日重光章を授与すると発表した。5月8日に皇居で行われる伝達式に出席した後、天皇陛下に拝謁する。30日付工商時報が報じた。

 日本統治時代の1932年に現在の南投県に生まれた江氏は、60年に東京大学に留学し農業経済学博士課程を修めた後、中華民国駐日大使館(現・台北駐日経済文化代表処)で8年間勤務。さらに経済部、行政院経済建設委員会(経建会)で要職を歴任。立法委員も2期6年間務めた。公職を辞してからも台湾の財界交流団体、中華民国三三企業交流会(三三会)の理事長として毎年のように日本を訪れ、日台企業の交流を推進している。

 今回の受章を受けて江氏は「これまでの経歴のほとんどが日本との経済貿易交流に関わる仕事だった」と語り、「日本の中小企業には技術があるが、後継者不足に苦しんでいる他、国際化も進んでおらず、台湾企業との協力に価値があると考え、積極的に交流を推進したことが受章につながったと思われる」と述べた。