ニュース 電子 作成日:2015年4月30日_記事番号:T00056734
ファウンドリー大手、聯華電子(UMC)は29日に開催した第1四半期業績説明会で、28ナノメートル製造プロセスの売上高が全体の9%まで拡大したと明かした。市場予想以上の進度だ。30日付工商時報が報じた。
28ナノはPoly/SiON(ポリシリコンゲート/シリコン酸窒化ゲート絶縁膜)とHKMG(高誘電率膜・金属ゲート)プロセスの出荷増加で、平均価格が上昇した。40ナノの売上構成比も24%に上がった。
28ナノ受注好調と40ナノ生産能力の拡大で、同社の第1四半期連結売上高は前期比1.1%増の376億5,000万台湾元(約1,500億円)で過去最高となった。ただし、28ナノ生産能力の規模が足りず、同社粗利益率は24.3%へと前期比3.1ポイント下落した。純利益は39億8,000万元で前期比12.8%減だったが、前年同期比では237%の大幅増だった。
本業ファウンドリーの設備稼働率は93%、出荷枚数は8インチ換算で148万枚だった。8インチ工場はフル稼働で、12インチ工場の出荷が増えた。
同社は第2四半期も出荷量、平均価格が前期同水準を維持する見通しだ。半導体市場の在庫調整や台湾元高で、最大手の台湾積体電路製造(TSMC)は第2四半期売上高が前期比7〜9%減の予測だ。
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