ニュース 金融 作成日:2015年5月4日_記事番号:T00056742
一度は白紙化された生命保険大手、台湾人寿保険と中国信託金融控股(中信金、CTBCフィナンシャル・ホールディング)の合併計画が再び動き出している。台湾人寿によると、台湾人寿1株に対し中信金1.44株での株式交換による合併で、台湾人寿の2大株主である龍邦国際興業(ロンボン・インターナショナル)と台湾銀行、中信金が既に合意している。1日付工商時報が報じた。
合併計画はまだ細部の詰めを残すものの、台湾人寿、龍邦国際、台銀、中信金は5月12日に臨時董事会を開いて計画を承認、6月に株主総会を通過させ、金融監督管理委員会(金管会)に再度の申請を行う方向で、早ければ8〜9月に実現する見通しだ。
1対1.44の株式交換比率の場合、中信金の4月30日の終値23.9台湾元から計算すると買収額は333億元(約1,300億円)で、台湾人寿に19%のプレミアム(上乗せ)が付く。
台湾人寿は2013年10月に中信金との合併推進を発表したものの、龍邦国際が買収価格に難色を示したことから、14年6月にいったん白紙化されていた。中信金が傘下の中国信託人寿(CTBCライフ)と台湾人寿を統合する場合、総資産8,952億元の台湾6位の生保が誕生する。
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