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全聯の花茶からDDT検出、店頭から撤去


ニュース 食品 作成日:2015年5月4日_記事番号:T00056746

全聯の花茶からDDT検出、店頭から撤去

 嘉義市政府衛生局は2日、市中の飲料店、スーパーマーケット、漢方薬店で販売されている「花茶」17点について、残留農薬の検査を行ったところ、全聯福利中心(Pxマート)で販売されていた製品2点から台湾で使用が禁止されている殺虫剤DDT(ジクロロジフェニルトリクロロエタン)などが検出されたと発表した。3日付蘋果日報などが伝えた。


問題の花茶。食品安全衛生管理法違反で最大2億台湾元(約8億円)の罰金が科される可能性もある(嘉義市衛生局リリースより)

 このうち、石城実業(台中市)の「3点1刻直火烏龍玫瑰茶」からはDDTが最大0.08ppm(ppmは100万分の1)、桔揚(新北市)の「T世家烏龍茶冷泡茶」からは殺虫剤エトフェンプロックスが0.07ppm検出された。全聯は問題の商品を既に撤去した。

 このほか、漢方薬店2カ所では非食用のジャスミンが食用として販売されており、有機リン系殺虫剤トリアゾホスが0.11ppm検出された。

 一方、台北市政府衛生局によると、市販されているローゼル(ハイビスカスの一種)からも殺菌剤ジメトモルフが0.13ppm(基準値=0.05ppm以下)検出された。

 行政院は1日、今月から「茶葉・花茶類検査行動計画」に基づき、市販のテイクアウト飲料業者の輸入原料などを集中的に検査することを決めた。