ニュース 機械 作成日:2015年5月4日_記事番号:T00056752
台湾元相場が1米ドル=31元を割り込んだ一方、日本円、ユーロが下落した影響で、台湾の工作機械メーカーの価格競争力が低下し、受注が鈍化している。4日付工商時報が報じた。
業界関係者は、台湾工作機械メーカーの輸出比率は80%近く、最近の台湾元高進行は業者の限界を超えていると指摘した。台湾元が対米ドルで1元上昇すると、メーカーの粗利益率は2ポイント下落するという。メーカーは赤字受注を回避するため、受注レートを年初の1米ドル=31元から30.5〜31元に、納期が近い受注は30.2元に、ユーロ建て受注も年初の1ユーロ=38元から34元に調整している。
東台精機(東台マシン&ツール)は手持ちの受注が21億5,000万台湾元(約84億円)、受注見通しは8月まで立っている。しかし同社主管は、昨年第4四半期からの日本円、ユーロ下落で、ここ数カ月は日本、欧州メーカーによる値下げ受注の脅威にさらされ、受注が横ばいになったと説明した。
高峰工業(kafo)の主管は、欧州顧客の需要は高価格製品が中心で、日本円、ユーロ下落により受注に影響が出ていると明かした。
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