ニュース 電子 作成日:2015年5月4日_記事番号:T00056760
成熟市場における大画面テレビへの買い替えおよび新興市場におけるブラウン管テレビから液晶テレビへの買い替えが進み、液晶パネル市場が好況となる中、鴻海科技集団(フォックスコン)傘下のパネル大手、群創光電(イノラックス)が第8.6または8.7世代工場の設置計画を進めているとの観測が出ている。
現在、中国で8.5世代液晶パネル工場8基が稼働する中、証券会社はイノラックスが路竹工場(高雄市)に保有する同世代ラインの増強を行うならば意義は大きくないが、8.6または8.7世代ラインへの投資は既存の大画面テレビ向け生産ラインとの補完効果を考慮したものとなると指摘。その上で月産能力3万枚の同世代ラインを1本設置するには400億〜500億台湾元(約1,560億〜1,950億円)の投資が必要になるとの見方を示した。
ただ、同観測について市場調査会社、ウィッツビューの邱宇彬シニア研究協理は「聞いたことがない」と語り、事実とすればイノラックスの路竹工場では用地不足が問題となる他、同社は先ごろ、債権銀行団と結んだ債務返済契約が正式に解除されたばかりで、新たに大規模投資を行うとすれば大きな負担となると指摘した。
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