ニュース 社会 作成日:2015年5月5日_記事番号:T00056770
日本で最近、メディアをにぎわせている小型無人飛行機「ドローン」。台湾ではこのドローンを使った観光ホテルの新たな客寄せ策が話題を呼んでいる。
ドローンを客寄せに活用しているのは間もなく書き入れ時の夏休みシーズンを迎える屏東県のリゾート地、墾丁の観光ホテル。カメラを搭載したドローンを専門家が操縦して空高く飛行させ、そこから撮影した映像を地上のモニターに転送し、客に見せるというものだ。
客はまるで自身が空を飛んで上空から景色を眺めているような気分を体験できる他、台湾最南端に位置する鵝鑾鼻公園など美しい風景の中に映る自分の姿を記録して持ち帰ることも可能だ。
同体験プランの料金は10分間で500台湾元とそこそこのお値段だが、1日に少なくとも10人以上が申し込む人気となっているそうだ。
なお、ドローンを使えばこれまでにない写真撮影を楽しむことができる上、入門機種は2,000〜3,000元で購入できることから台湾でも愛好家が増えており、工場跡や学校などで操縦の練習をする市民の姿を見かける機会が多くなっている。
しかし、初心者が自由自在に操れるというわけではないらしく、時にはコントロールを失い、そばで見ていた見物者にぶつかるというトラブルも発生しているようだ。
台湾では現在、台湾高速鉄路(高鉄)や軍事基地周辺を除けば、ドローンを使った撮影に特別な規制は設けられていない。しかし、さらに使用が増え、トラブルが多発するようになれば何らかの対策が必要となるだろう。
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