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台湾のEC市場、今年1兆元突破か


ニュース 商業・サービス 作成日:2015年5月6日_記事番号:T00056804

台湾のEC市場、今年1兆元突破か

 資訊工業策進会(資策会)産業推進サービス処などの主催による「2015アジア太平洋電子商取引サミット」が5日台北で開かれ、行政院の蔡玉玲政務委員は、台湾の電子商取引(EC)市場の規模が今年は1兆台湾元(約3兆9,000億円)を突破するとの見方を示した。6日付工商時報が伝えた。


アジア太平洋電子商取引サミットは1,000人以上が参加した(5日=中央社)

 蔡政務委員は「台湾のEC市場は昨年、約8,000億元の規模だった。今年は1兆元の大台を超えると見込まれる。ECが台湾で新たな1兆元産業となる」と述べた。

 蔡政務委員は行政院電子商取引産業発展指導小委員会の召集人を務めており、関係官庁の連携を通じ、ECの発展に努めていく考えを明らかにした。

 一方、資策会の戴豪君資訊長によると、台湾のインターネット販売業者のうち、海外との越境取引に参入しているか、参入を考えている業者は、昨年の調査で61.8%が占めたと指摘した。進出先としては76.7%が中国と答え、以下、マレーシア、タイ、インドネシア、フィリピンなど東南アジアを挙げる回答も多かった。