ニュース 石油・化学 作成日:2015年5月8日_記事番号:T00056859
環境保護署(環保署)は7日、台塑集団(台湾プラスチックグループ)の第6ナフサ分解プラント(雲林県麦寮郷、通称六軽)第4期拡張計画に関わる「第9次環境影響差異分析報告」(通称4.9期)に対する審査再開に向けた検討会議を開いたが、環境保護団体が「同会議の主席は(審査を行う)環境評価委員が務めるべきではない」と主張したことから、議論が進まないまま散会した。8日付工商時報が報じた。
台プラ六軽の第4期拡張計画をめぐっては、第6次(4.6期)、第8次(4.8期)の環境影響差異分析報告については今年に入り専門小委員会での審査再開が相次いで決定したが、4.9期は依然、審査に入れない状況が続くことになる。
これについて台プラは「同拡張計画は生産能力を引き上げる一方で、全体として大気汚染物質の排出量を減らしてより環境保護に貢献するものだが、環境保護団体の抵抗に遭って3年も計画がストップしている」と不満を述べた。
なお環保署は、次回検討会議の主席を環境保護団体が主張する空気品質保護・騒音管制処(空保処)関係者から選任するか否かについて、環保署長の判断を仰ぐとの考えを示した。
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