ニュース その他分野 作成日:2015年5月11日_記事番号:T00056875
財政部が8日発表した4月の輸出総額は234億9,000万米ドルで前年同月比11.7%減少した。減少幅は2月の6.7%、3月の8.9%より拡大し、過去5年半で最大となった。世界景気の成長鈍化、原油価格と農工業の原料価格の下落、清明節と児童節の4連休(4月3~6日)が影響した。9日付経済日報などが報じた。
品目別では、減少幅が大きい順に▽鉱産物、9億4,000万米ドル(前年同月比48.6%減)▽化学品、15億3,000万米ドル(16.7%減)▽プラスチック・ゴムと関連製品、18億2,000万米ドル(15.8%減)▽基本金属と関連製品、21億3,000万米ドル(13%減)──だった。電子製品は78億9,000万米ドルで3.2%減と2カ月連続の減少だった。太陽電池の36.7%減、DRAMの29.7%減が響いた。
市場別では、中国(香港含む)が91億1,000万米ドル(前年同月比12.2%減)だったほか、▽欧州、20億米ドル(21.6%減)▽東南アジア諸国連合(ASEAN)主要6カ国、40億8,000万米ドル(18.9%減)──はともに5カ月連続の減少だった。一方、米国は30億7,000万米ドルで1.2%増、日本は15億9,000万米ドルで9.3%増だった。
財政部は、5月輸出総額がプラス成長を取り戻すのは困難で、行政院主計総処が第2四半期の輸出予測を下方修正すると予測した。
経済部国際貿易局(国貿局)は、中国など新興国で現地調達が進んでおり、企業が台湾投資を控え、海外移転を余儀なくされていると指摘した。
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