ニュース 食品 作成日:2015年5月11日_記事番号:T00056882
日正食品工業(サンライト・フーズ)は7日、自主検査で南崗工場(南投県南投市)の「緑豆」から規定以上の残留農薬が検出されたと南投県政府衛生局に報告した。問題の緑豆は、台南市の年冠実業が昨年6月と今年3月にミャンマーから輸入したもので、245トンのうち193トンが既に販売済みだった。日正食品と年冠実業は商品撤去、出荷先からの回収が命じられた。10日付中国時報などが報じた。
台南市政府衛生局が倉庫に立ち入り、問題の緑豆の在庫を厳封した(同局リリースより)
日正食品は今年に入り年冠実業から緑豆を9,720キログラム(3,900キロ、2,460キロ、3,360キロの3回)購入し、「大穀倉緑豆」600グラム入り(有効期限2016年7月8日)など5種類の商品として販売した。
台南市政府衛生局の調査によると、年冠実業の出荷先は日正食品のほか27社あり、6社が市外の雑貨店や飲料店で、残る21社は飼料メーカーなどだった。同局は、年冠実業の自主検査では合格しているが、念のために在庫の厳封措置を命じたと説明した。
緑豆から検出されたのは殺虫剤のメタミドホスが0.17ppm(ppmは100万分の1の濃度)で基準値0.02ppmを上回り、アセフェートが0.04ppmと基準値の0.02ppmを上回った。台南市政府衛生局は9日午前にサンプルを検査に出しており、来週結果が出る予定だ。
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