ニュース 石油・化学 作成日:2015年5月11日_記事番号:T00056885
台塑集団(台湾プラスチックグループ)は10日、傘下の第6ナフサ分解プラント(雲林県麦寮郷、通称六軽)内に50億台湾元(約195億円)を投じ、海水淡水化プラントを設置すると表明した。1日に10万トンの淡水化能力を予定しており、実現すれば台湾最大規模の淡水化プラントとなる。来年2月までに環境影響評価の審査など関連手続きを終えれば、3年以内に完成、3〜6カ月のテストを経て正式稼動に入れるとしている。11日付工商時報が報じた。
淡水化プラントの設置は渇水時の水不足リスクの回避を目的とし、同プラントで生産される水は六軽工業園区に工場を設置するグループ傘下企業66社が使用する予定だ。
なお同プラントでは主要設備に限外ろ過(UF)、逆浸透(RO)方式を採用し、国際入札により調達する計画で、イスラエルのIDEテクノロジーズ、シンガポールのハイフラックス、日本の三菱重工などが受注に向けた動きを見せている。
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