ニュース 社会 作成日:2015年5月12日_記事番号:T00056907
台湾でのごみ出しは、収集ポイントを巡回する収集車の中に自らの手でごみ袋を放り込む方式も依然一般的だ。この収集車はやって来たことを住民に知らせるため、クラシック音楽を流しっぱなしにしているが、最近、この音楽に合わせてバレエを踊りながらごみを投入する女性の姿を映した動画がインターネット上で話題となっている。
撮影された作品『垃圾車(ごみ収集車)』はあす13日、インターネット上で公開される予定だ(ユーチューブより)
話題となっている動画は、日が暮れた街中の道路上にレオタードで「正装」した若い女性が現れ、収集車のスピーカーから流れる「エリーゼのために」に合わせて本格的なターンや決めながら投入口にごみを投げ込むというもの。その後、仲間と思われる男性とデュエットの舞も披露した後、残された他の市民があぜんとする中、彼女は何事もなかったかのように立ち去って行った。
この動画はネットユーザーから「ごみ出しもこれほど優雅にできるものなのか」と話題を集め、拡散していった。そんな中、蘋果日報がこのバレリーナの身元を調査したところ、中国文化大学戯劇研究所の大学院生、黄妤榛さん(23)と判明した。彼女によると、この日披露した「ごみ出しの舞」は、自身が出演する短編映画の撮影のために行ったものだという。
黄さんは現在女優を目指しているが、踊りでも小学生のころからバレエを学び、有名タレントのミュージックビデオに出演しソロでダンスを披露したこともあるほどの腕前を持つ。
なお今回の撮影は7日の午後10時ごろ、台北都市交通システム(MRT)の芝山駅近くの収集ポイントで行われた。撮影は無許可だったものの、収集員は撮影チームに「気を付けて」と声を掛けたり、収集車のスピードを落としたりと協力的だったそうで、図らずも今回の作品のテーマ「台湾人のやさしさ」を体験したと黄さんは語っている。
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