ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

遠東航債権の出資転換、銀行が検討


ニュース 運輸 作成日:2008年2月25日_記事番号:T00005694

遠東航債権の出資転換、銀行が検討


 経営再建中の遠東航空(ファーイースタン・エア・トランスポート)をめぐり、債権銀行の一部は債権の出資転換を検討している模様だ。同社と協力関係にあるカンボジアのアンコール航空に対する債権7億9,000万台湾元(約27億円)が回収不能に陥っている状況を打開することが狙い。25日付経済日報が伝えた。

 同社は今年1月、アンコール航空から今後2年間にわたり分割で債務返済を受けるとする合意を結んでいる。アンコール航空はプノンペン市内の土地を担保に差し入れており、一度でも返済が滞れば土地の所有権が遠東航空側に移ることになっている。

 一方、遠東航空は25日、従業員1,200人に対する総額6,000万元の給与支払い日を迎えた。同社に対する債権は裁判所の財産保全命令で凍結されているが、給与の支払いが滞る事態となれば、従業員の士気にも悪影響を与えそうだ。