ニュース 電子 作成日:2015年5月13日_記事番号:T00056947
DRAM大手、華亜科技(イノテラ・メモリーズ)の高啓全総経理は12日、累積損失は既に解消できており、今年は株主に配当を出せないが、来年は配当を支払いたいと話した。株主総会の後に董事会で、台湾積体電路製造(TSMC)を参考に、一定割合を配当のために拠出することを検討すると語った。13日付工商時報が報じた。
DRAM産業の低迷で、イノテラは赤字が13四半期続いた後、2013年第2四半期に黒字転換を果たし、昨年通年の連結売上高、純利益はいずれも過去最高で、粗利益と純利益は前年の2倍だった。
高総経理は、今年第2四半期はDRAM価格が予想以上に下がったが、その理由は、中国のスマートフォン需要が良くない上、米ドル上昇が新興市場の消費者の需要に影響していることと指摘した。第3四半期は例年需要期で、アップルのiPhoneやサムスン電子のギャラクシーS6シリーズがよく売れ、DRAM需要に貢献すると予測した。
高総経理は、DRAM価格下落で、同社の上半期利益は特に良くないが、第2四半期末に20ナノメートル製造プロセスの量産が始まり、良品率が向上すれば、第3四半期の利益が大きく増えると語った。年末に20ナノプロセスの構成比は80%まで拡大すると見込む。
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