ニュース 建設 作成日:2015年5月15日_記事番号:T00056988
若者が多く集まる繁華街、西門町(台北市万華区)では、中国人による台湾自由旅行が開放されて以降、個人旅行者が増え、多くのホテルが進出したことで、店舗物件の賃料が急激に上昇した。同エリアで長年営業を続けてきた古参の業者の撤退が相次いでおり、「西門町の特色が失われる」と懸念する声が上がっている。15日付聯合報が報じた。
台北市政府観光伝播局の統計によると、万華区のホテル数は2009年の58軒から今年5月には81軒まで約4割増加した。これに伴い、西門町の店舗物件賃料も毎年10〜20%上昇。ある1階の店舗は現在1坪2万台湾元(約7万8,000円)にも達しており、賃料高騰に耐えかねて同商圏から撤退する業者が少なくないという。
こうした状況について不動産仲介大手、住商不動産の徐佳馨・企画研究室主任は、賃料が高くなり過ぎれば古参業者が去り、出店できるのは国際ブランドなど一部の限られた業者のみとなるため、他の商圏と似通った特色のないエリアになってしまう可能性があると指摘した。
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