ニュース 医薬 作成日:2015年5月18日_記事番号:T00057019
製薬の葡萄王生技(グレープキングバイオ)は、同社の軟こうやせき止めなど医薬品10品が食品用原料を使用していることが分かったとして、衛生福利部食品薬物管理署(TFDA)に報告し、自主的に店頭などから回収、撤去した。18日付蘋果日報などが報じた。
台湾では先月、同社の胃薬「愛胃康顆粒」を含む市販薬の主成分に許可未取得の原材料が使用されているのが相次いで明るみになり、TFDAは製薬メーカーの全面検査を進めるとともに、各社に対し自社で検査するよう命じていた。
葡萄王の報告によると、問題の医薬品には塩化アンモニウム、水酸化アルミニウム、リボフラビンなどの食品用原料を使用していた。薬事法によると、医薬品の主成分は原薬許可証を取得しなければならない。
TFDAによると、これまでに自主的に報告、回収したのは葡萄王のみ。TFDAの検査で発覚したのでないため、同社を処分しないという。
葡萄王は、問題の医薬品10品は利潤が少なく、売上高構成比は1%未満と説明。4月売上高の6億1,000万台湾元(約24億円)で計算すれば、影響は600万元未満と指摘した。
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