ニュース 電子 作成日:2015年5月18日_記事番号:T00057025
18日付電子時報が業界関係者の話を基に伝えたところによると、台湾のスマートフォン大手ブランド、宏達国際電子(HTC)は今年下半期に発売する新機種に、中国・上海和輝光電が生産するアクティブマトリックス式有機EL(AMOLED)パネルを採用するとの観測が出ている。採用は海外向けの一部製品に限られる見通しだが、HTCによる中国サプライチェーン活用に既存の部品サプライヤーが懸念を強めている。なおHTCはメディアの取材に対し「うわさにはコメントしない」と回答した。
和輝光電は中国初のAMOLEDパネルメーカーとして2014年第4四半期に4.5世代工場で同パネルの量産を開始。ノーブランド市場だけでなくブランド市場の開拓にも注力しており、現在同パネル市場で世界シェア90%を占めるサムスン電子など既存の同業大手メーカーが警戒感を高めている。
こうした中、和輝光電のAMOLEDパネルがHTCに採用されたことが事実とすれば、今後川上の部品市場における競争過熱、スマホ市場でのさらなる価格競争激化につながる可能性があると注目を集めている。
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