ニュース 政治 作成日:2015年5月20日_記事番号:T00057058
馬英九総統は20日午前、2期通算で就任から満7年を迎えたのに合わせ演説し、「努力を続け、たゆまずに改革を堅持する」と決意を述べる一方、「国民全体の共通認識を形成し、次の世代のために尊敬される、感動を与えられる台湾を共につくり上げていこう」と呼び掛けた。
馬総統は、全市民の貢献があったからこそ現在の繁栄と安定があると、感謝を述べた(20日=中央社)
演説は馬英九政権発足以来の「功績」を市民らの声を借りて強調する構成で、特に中台関係や外交面については、「海峡両岸間は平和になり、安定、繁栄し、中華民国は国際社会でさらに尊敬され、尊厳を持った」と指摘した。
経済面では金融危機の克服や人材育成、民生面では災害への対応や住宅対策などで功績をアピールした。
また、対日関係では、尖閣諸島(台湾名・釣魚台列嶼)をめぐる対立に言及し、「主権防衛」を果たしたと主張する一方、「東海平和イニシアチブ(東シナ海平和イニシアチブ)」による紛争解決などを改めて訴えた。
ただ、馬総統に対する支持率低下には歯止めがかからず、自由時報による最新の世論調査で支持率はわずか14.51%にとどまった。馬総統が残る1年の任期に十分な指導力を発揮するのは難しいのが現状だ。
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