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遺伝子組み換え食品、約1割に表示規則違反


ニュース 食品 作成日:2015年5月20日_記事番号:T00057068

遺伝子組み換え食品、約1割に表示規則違反

 衛生福利部食品薬物管理署(TFDA)は19日、2014年に実施した遺伝子組み換え食品の表示に関する調査結果を公表した。それによると、市販されている314件のパッケージ食品のうち約1割に当たる26件で規定違反が見つかった。違反内容のうち多かったのは上位から、▽誤解を招く表示▽表記ミス▽表示が必要な項目の未表示▽不完全・不正確な表記──だった。20日付工商時報が報じた。

 台湾では今年6月1日より、パッケージ食品および食品添加物に遺伝子組み換えによる原材料が3%以上(現行は大豆、トウモロコシ限定で5%以上)含まれる場合、その旨を表示することが義務付けられるが、衛生福利部はこの規定に違反した場合、300万台湾元(約1,200万円)の罰金が科せられると警告している。

 なお、バラ売りの豆腐や豆乾(圧縮、脱水した豆腐)などを扱うチェーンストア業者については今年10月、「初級加工品」を扱う非チェーンストア業者については来年元日からの義務付けとなる。

 誤解を招く表記、表記ミス違反に対しては4万〜400万元、表示が必要な項目の未表示については3万〜300万元の罰金が科せられる。