ニュース 電子 作成日:2015年5月21日_記事番号:T00057100
マイクロソフト(MS)の次世代OS(基本ソフト)ウィンドウズ10が第3四半期にリリースされても、下半期の世界のパソコン市況は楽観できないとの見通しが20日、資訊工業策進会(資策会)産業情報研究所(MIC)より示された。仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)、広達電脳(クアンタ・コンピュータ)、緯創資通(ウィストロン)などノートPC受託メーカーの業績に打撃となりそうだ。21日付経済日報などが報じた。
MICの今年の世界PC出荷予測は前年比5.7%減の2億8,700万台で、内訳は▽ノートPC、1億6,700万台(2.7%減)▽デスクトップ、1億2,000万台(9%減)──。台湾のノートPC出荷予測は5%減の1億3,900万台、デスクトップは17.1%減の5,600万台だ。
MICの周士雄アナリストは、ウィンドウズ10の効果が限定的となる理由として、ウィンドウズ8から無料でアップグレードできることを挙げた。また、マイクロソフトが自社の粗利を確保するため、今年はメーカーに対する補助を縮小しているとも指摘した。
一方、MICは、ノートPC、タブレットの1台2役のコンバーチブル型機種は今年の世界出荷台数が1,300万台と、前年比62.5%増の大きな伸びになると予測した。
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