ニュース 電子 作成日:2015年5月21日_記事番号:T00057102
21日付電子時報によると、8月にも発売されると伝えられているアップルのスマートフォン新機種「iPhone6s」に搭載される指紋認証ICは、台湾積体電路製造(TSMC)の12インチウエハー工場で65ナノメートル製造プロセスを採用して生産されるとの観測が出ている。これにより同ICの性能を高め、指紋認証技術で追い上げを図るアンドロイド搭載スマホ陣営に対するリードを保ちたい考えとされるが、取材に対しTSMCは「顧客の情報についてはコメントしない」と回答した。
iPhone5sから導入された指紋認証ICは、これまでTSMCが8インチ工場で0.18マイクロメートル製造プロセスを採用して生産している。12インチ工場での65ナノプロセスによる生産に転換する理由として業界関係者は、性能の向上と消費電力の抑制に加え、決済機能「アップルペイ」に指紋認証機能を活用する上で安全性を高めるためと指摘した。
なお従来機種向けには今後も8インチ工場、0.18マイクロプロセスでの生産を継続する方針とされる。
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