ニュース 社会 作成日:2015年5月22日_記事番号:T00057109
台中市西屯区で21日にオープンした高級ホテル「林酒店(ザ・リン・ホテル台中)」では、最上25階に開設したスイートルーム「国王行宮」の宿泊料金を1泊100万台湾元(約400万円)に設定しており、台湾で最も高価な客室として話題を集めている。
結婚式場チェーン最大手、林園婚旅集団が台中市の再開発地域「台中7期市地重画区」に建設した林酒店は、昨年オープンしたオペラハウス、台中国家歌劇院や緑地公園、秋紅谷広場に隣接する高級ホテルだ。客室数は309室で宿泊料は1泊1万2,000元からとなっている。
またホテル内には大型の宴会場を複数備えており、1日に350テーブル、3,800人規模の宴席を開催することが可能で、吉日の披露宴は1年先まで予約が埋まっている状態だという。
408坪の広さを持つ「国王行宮」は、台中の夜景を360度で楽しむことができる他、専用のバー、図書館、マッサージ室、サウナ、プール、AVルームを備え、さらに5〜10人のパーソナルバトラー(執事)がサービスを提供する。同ホテルの詹哲維総経理は「映画『セックス・アンド・ザ・シティ』に登場したアブダビの超高級ホテル、エミレーツ・パレス・ホテルに劣らないサービスが経験できる」と胸を張る。
なおこの「国王行宮」の利用は、年会費100万元以上が必要となる会員、または世界的な歌手など著名人に限る方針で、6月から会員の募集を開始するそうだ。
ただ、静宜大学観光事業学系の呉政和副教授は「林酒店が『国王の宮殿のようなホテル』というブランドイメージを築くためのマーケティング戦略で、実際に1泊で100万元を取ることはないと思われる」と指摘している。いずれにしてもわれわれ一般人とは縁がなさそうだ。
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