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ネオソーラー、台湾初の「イルドコ」計画


ニュース その他製造 作成日:2015年5月22日_記事番号:T00057121

ネオソーラー、台湾初の「イルドコ」計画

 太陽電池大手、新日光能源科技(ネオソーラーパワー、NSP)は21日、大手システム開発業者と合弁で、「イルドコ(Yieldco)」と呼ばれる投資有価証券を発行する新会社を台湾で初めて設立し、来年第1四半期にも香港取引所(HKEX)への上場を目指すと発表した。投資額は5,000万米ドルを見込む。

 イルドコとは、太陽光発電など再生可能エネルギーの長期売電収入を収益の源泉にした投資有価証券を指す。イルドコは長期売電収入を分離して証券化するため、太陽電池需要に左右されず、長期的に安定した投資収益が見込めることがメリットだ。

 既に米国の太陽電池大手、ファースト・ソーラーとサンパワーが今年2月、共同でイルドコの設立を発表している。

 証券業界は「イルドコ法人を設立するには、傘下の太陽光発電所の出力が少なくとも50メガワット(MW)ないとスケールメリットがないが、ネオソーラーは海外事業の規模からみて、台湾で最もイルドコ法人の設立に向いた企業だ」と指摘した。