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微風広場の廖偉志董事長、肺腺がんで死去


ニュース 商業・サービス 作成日:2015年5月25日_記事番号:T00057143

微風広場の廖偉志董事長、肺腺がんで死去

 ショッピングセンター大手、微風広場(ブリーズセンター)は22日、廖偉志董事長が20日に肺腺がんで死去したと発表した。享年67歳。23日付蘋果日報が報じた。


廖偉志氏は生前、テコンドー黒帯2段を保有しており、武士の精神で事業を経営していると話していた(22日=中央社)

 廖偉志氏は金物・木材事業で起業し、後に金融や不動産投資で富を得て、2001年に微風広場を創業した。長男の廖鎮漢執行常務董事の妻はタレントの孫芸芸氏で、高級ショッピングセンターのイメージ構築に貢献した。微風広場の店舗は現在6店。昨年の売上高は130億台湾元(約520億円)。遺産は40億元で、相続税は2億元となる。

 廖家に近しい人物によると、廖偉志氏は4年前にがんが見つかり、台湾大学医学院附設医院(台大医院)や日本にまで治療に出向いたが、回復しなかった。

 蘋果日報は、21日に死去の情報を得たため、同社に問い合わせたが否定された。その後、同日夜に台北栄民総医院の医師から、病状が悪化し20日午後10時58分に死去したと確認を得た。同社の発表は22日午後4時半だった。

 同社の主管は、発表が遅れたのは遺族の気持ちの整理を待ったためと説明した。廖家に近しい人物は、遺族がひそやかな対応を望んでいたためで、遺産分割などの問題ではないと語った。