ニュース 食品 作成日:2015年5月25日_記事番号:T00057150
衛生福利部食品薬物管理署(TFDA、食薬署)は22日、彰化県の存徳化工原料行が工業用漂白剤のヒドロキシメタンスルフィン酸ナトリウム(俗称・吊白塊)やホウ砂、ピロ亜硫酸ナトリウム、塩化カルシウム、炭酸ナトリウムといった工業用添加物を食品用として販売していたと発表。全土6県市の食品12業者に販売され、炸猪皮(豚の皮を揚げた食材)、春巻きの皮、果物のシロップ漬け、小豆あん、豆腐などに使用されていたことが明らかとなり、関連業者に商品の撤去、回収を命じた。23日付中国時報が報じた。
吊白塊は、加熱すると発がん性物質が発生する(21日=中央社)
食薬署の発表によると、存徳化工は▽台中市▽彰化県▽基隆市▽苗栗県▽嘉義県▽雲林県──の個人、企業に問題の添加物を販売していた。彰化県衛生局は既に県内の食品業者で商品約207トンを差し押さえており、その他県市の衛生局も川下業者で追跡調査を進めている。
なお食薬署の姜郁美署長は、既に存徳化工を「食品安全衛生管理法」違反の疑いで検察に通報したとコメント。7年以下の懲役および8,000万台湾元(約3億2,000万円)以下の罰金が科せられる他、廃業または一定期間の業務停止の判決が下る可能性があるという。
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