ニュース 金融 作成日:2015年5月26日_記事番号:T00057168
中央銀行が25日発表した4月末時点の金融機関の外貨預金残高は4兆4,431億台湾元(約17兆7,000億円)で前月比1,070億元の大幅増となり、過去最高を記録した。中央銀行関係者は外貨預金の大幅増について、企業における米ドル建て代金の入金、個人による米ドルや人民元建て定期預金の積み増しが主因と説明した。26日付経済日報が報じた。
中銀関係者は、米連邦準備制度理事会(FRB)のジャネット・イエレン議長が先ごろ、年内の利上げを示唆したことで多くの市民が米ドル相場の上昇を予想し、米ドルの買い増しを進めたと指摘。また比較的金利の高い人民元預金も継続して増加している。
一方、台湾元の対米ドル為替相場は25日の終値が1米ドル=30.571元と年初以来3.75%上昇しており、人民元、韓国ウォン、日本円、オーストラリアドル、ユーロに比べ上昇率が最も高くなっている。貿易ライバル国である韓国の通貨ウォンは同0.66%下落しており、これが台湾の輸出競争力に不利に働くと懸念されている。
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