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陽明海運、大型船導入計画を棚上げか


ニュース 運輸 作成日:2015年5月27日_記事番号:T00057196

陽明海運、大型船導入計画を棚上げか

 一部外電はこのほど、海運大手の陽明海運(ヤンミン・マリン・トランスポート)が1万8,000TEU(20フィート標準コンテナ換算)級と2万TEU級の大型貨物船の導入計画を無期限に棚上げしたと報じた。27日付中国時報が伝えた。

 外電報道は、海運業界では船舶の大型化が進む中、同社は1万4,000TEU級の貨物船が経営上有利と判断したと指摘している。

 これについて同社は「無期限棚上げは外電による推測だ」としながらも、現在運用している1万4,000TEU級の貨物船が経営上有利なのは確かだと説明した。

 同社は2013年から1万TEUを超える大型貨物船の導入計画を始動し、韓国の現代重工業と台湾の台湾国際造船(台船、CSBC)に計15隻を発注した。今年3月には1万4,000TEU級の貨物船「登明輪」が引き渡された。

 陽明海運は今年、船舶10隻の引き渡しを受ける。川崎汽船、中国遠洋運輸集団(COSCO)と共同で路線を運航しており、競争が激しい欧州路線に新船舶を優先的に投入する計画だ。