ニュース 金融 作成日:2015年5月27日_記事番号:T00057197
中央銀行(中銀)の彭淮南総裁は26日、訪台した米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ前議長と会見した際、「あなたの量的緩和(QE)政策が多くの副作用をもたらし、われわれは影響を被っている」と述べ、直接不満をぶつけた。27日付経済日報が報じた。
彭総裁(右2)は報道陣に対し、「QE政策にかき乱され、深刻なインフレに直面したと、バーナンキ前議長に報告したまでだ」と話した(26日=中央社)
両者の会談は、経済誌『商業周刊』が台北市で開催したフォーラム「今後の世界経済」の前に行われた。初めての顔合わせで、彭総裁は当初あいさつするだけと話していたが、わずか5分間の会談中、身振り手振りを交えて不満を表明した。
彭総裁の発言にバーナンキ前議長は軽くうなずいただけで「ではあなた方は大丈夫か」と尋ねた。彭総裁は「驚かされたが、台湾は制御可能だ」と回答した。続いて今年の台湾経済予測を問われ、彭総裁は「域内総生産(GDP)成長率は3%以上、物価は低く安定している」と話した。
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