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1元=4円突破、円の先安観で両替様子見も【図】


ニュース 金融 作成日:2015年5月27日_記事番号:T00057198

1元=4円突破、円の先安観で両替様子見も【図】

 26日の台湾元/日本円レートは一時1元=4.008円と、約17年ぶりの元高円安になった。イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言で年内の利上げ観測が強まり、日本円が対米ドルで一時1米ドル=123円を超える8年ぶり円安となったためだ。27日付蘋果日報などが報じた。

 外国為替取扱銀行の主管は、最近の両替は通常の2〜5割増しだが、昨年10月末の円安時ほど活発ではなく、一部の市民は日本円の先安観から両替を先延ばししていると話した。

 量販店大手の家楽福(カルフール)は26日、200元以上する日本のしょうゆを1点購入で1点贈呈する「買1送1」キャンペーンを発表した。今後も日本商品がキャンペーン対象に加わる見通しで、同社は、日本からの輸入商品の販売量は前年同期比5割増えると予測した。

 台湾ホンダやスバルもこれまでに大幅値下げを発表している。業界関係者は、特にスバル・フォレスターは値下げで来店客が増え、よく売れていると指摘した。

 中華航空(チャイナエアライン)や長栄航空(エバー航空)は夏季シーズンの日本路線にワイドボディ機を投入したり、増便で対応する構えだ。旅行会社大手、雄獅旅行社(ライオントラベル)は、夏季だけでなく、年末年始の日本行きツアーも売り出した。旅行業界は、今年はオフシーズンがないと楽観視している。