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作成日：2008年2月26日_記事番号：T00005720
遠東航、資金不足で給与満額支給できず
経営再建中の遠東航空（ファーイースタン・エア・トランスポート）は25日、運転資金不足で従業員の給与を満額支給できず、１人当たり一律１万台湾元（約３万4,600円）を暫定支給した。会社側は事業売却収入が今月中に入ると見込んでおり、来月５日の年末賞与支給までに差額を支払うとしている。26日付聯合報が伝えた。
これに対し、従業員の一部は集団で休暇を申請するなど、事実上のストライキに踏み切る構えも見せており、業務に支障が出る事態も予想される。ただ、同社労組は26日に当面の対応策を協議するが、スト権の確立には至らない見通しとしている。労組幹部は「永続的経営が大切で、集団休暇には賛成しない」と述べた。
交通局民用航空局の張国政局長は、「ストライキが航空安全や正常な運営に影響を与えるなら、遠東航空は運航を中断しなければならない」との認識を示した。
