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彰化銀、中国での支店開設を優先


ニュース 金融 作成日:2008年2月26日_記事番号:T00005721

彰化銀、中国での支店開設を優先


 彰化銀行の李庸三董事長は25日、中国での事業拡大に関し、中国の金融機関に対する間接出資ではなく、中国での支店開設や子会社設立を目指す方針を明らかにした。彰化銀は台湾の金融機関の中で最も早く中国に代表事務所を開設しており、規制緩和による進出機会をうかがってきた。26日付経済日報が伝えた。

 中国政府の規定により、中国の金融機関に対する出資は上限20%に制限されている。李董事長は「出資では主導権を握れない上、出資を行う場合に増資による資金調達が必要になる」として、香港法人などを通じた間接出資には消極的な立場を示した上で、「将来の中国進出は支店開設か子会社設立が先決だ」との認識を示した。

 同行の施建安副総経理も、「中国本土や香港の銀行は割高で、支店開設のほうが柔軟性が高い」と指摘した。

 金融業界では、富邦金融控股、上海商銀などが中国の金融機関に対する間接出資を計画している。