ニュース 社会 作成日:2015年5月28日_記事番号:T00057215
賞金額が過去最高となる30億300万台湾元まで膨れ上がったロトくじ(数字選択式宝くじ)「威力彩」で先月、ついに1等当せん者が出たことは本欄でもお伝えしたが、その当せん者が民間企業に勤める4人のサラリーパーソンで、賭け金は皆で出し合ったわずか300元だったことが明らかとなり、羨望(せんぼう)の的となっている。
威力彩を運営する台湾彩券(台彩)によると、30億元の当せん者は台中の企業に勤める男女2人ずつの同僚4人組で年齢は30〜50代。5年ほど前から資金を出し合い、週に2度、交代で代表者1人が宝くじ店に出向き、ロトくじを購入していたという。賭け金は1回につき300〜500元程度だったそうだ。
今回、代表者となった1人は4月23日の抽せん日当日、仕事で外出中に台中市霧峰区の宝くじ店を通りかかった。もともと会社に戻ってから近くの宝くじ店で買うつもりだったが、「せっかく店の前を通ったのだから買っていこうか」との考えが頭をよぎり、同僚と集めた300元でコンピューターが選んだ数字の組み合わせ2組、自分で選んだ組み合わせ1組を購入。その夜、テレビで当せん番号を確認したところ、なんと1等が当たっていた。
当せん確認後、この代表者は直ちに他の同僚3人に連絡したが、その日は興奮のあまり、全員がよく眠れなかったという。その後4人は話し合いの結果、賞金から2億9,000万元を公益団体に寄付することを決めた。これは寄付金の額としても過去最高記録だ。
なお賞金の受け取りに現れたのは4人のうちの2人だけだったが、台湾彩券の黄志宜董事長は、その人となりについて「着ているものは質素で落ち着いた雰囲気の人物だった」と語っており、特別なオーラのようなものはなかったようだ。やはり「宝くじなど当たるわけがない」と諦めず、小額でも購入すべきだろうか。
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