ニュース その他分野 作成日:2015年5月28日_記事番号:T00057218
中国大陸にほど近い金門島(金門県)の産業界から、同島と対岸の中国・福建省アモイ市を含む「金門・アモイ自由貿易区」の設置要望が出ていることに対し、行政院大陸委員会(陸委会)の林祖嘉副主任委員はこのほど、「両岸(中台)が共同で自由貿易区を運営することは困難」との見方を示した。ただ現在、金門単独の自由貿易区構想が進められており、これが実現すれば福建省の自由貿易区との協力が可能だと語った。28日付経済日報が報じた。
なお金門島~アモイ市を結ぶ航路「小三通」を通じた中台貿易に対し中国側が管理を厳格化し、貿易額が昨年の月平均40億台湾元(約162億円)から今年1月は13億元、2月はわずか2億元に急減。台湾の関連業者から不満の声が上がっている。
これについて中国国務院台湾事務弁公室(国台弁)の徐莽経済局長は先ごろ「近年管理が緩み、規則違反が発生しているため事態の整理を進めている」と説明。林副主委も「大陸(中国)側の法に基づく管理は理解できる」とした上で、中国側が免税項目を増やすことや、貨物船1隻当たりの貨物量上限を10万米ドルに引き上げることを検討していることを明らかにした。
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