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1月の通貨供給量、軒並み低い伸び


ニュース 金融 作成日:2008年2月26日_記事番号:T00005722

1月の通貨供給量、軒並み低い伸び

 
 中央銀行は25日、1月の通貨供給量(マネーサプライ)統計を発表し、現金通貨に準通貨(定期預金)を加えたM2(現金、要求払預金、定期性預金の合計)の伸び率は年率1.06%で過去最高を記録した。目標レンジの3~7%を大きく下回る水準。このほか、現金通貨のM1Bが同マイナス0.3%と2001年8月以来最低。M1Aも同3.26%と前月を下回った。26日付経済日報が伝えた。

 通貨供給量の伸びが鈍化したのは、企業の投資意欲と民間の消費意欲が低迷したことや資金が海外に流出したことが背景。中銀関係者は、「株価低迷が通貨供給量の伸びが低下した原因だ。最近は株価が持ち直し、外資による資金流入もみられるため、2月の指標がどうなるか観察する必要がある」と指摘した。

 M2の低い伸びは市場への資金供給が抑えられていることを示すが、中銀は「資金需要はそれほど強くないため問題はない」との認識を示した。