ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2015年5月28日_記事番号:T00057228
中国鋼鉄(CSC)は27日、7~8月の台湾域内向け鉄鋼製品価格を平均1.4%引き下げた。製品1トン当たりの平均値下げ幅は251台湾元(約1,000円)で、今年3月以降で最も小さかった。28日付工商時報が報じた。
値下げは全7品目のうち5品目に及び、製品1トン当たりの値下げ幅は、▽鋼板、611元▽熱延鋼、217元▽冷延鋼、344元▽電磁鋼板、900元▽溶融亜鉛めっきコイル、365元──。棒線と電気亜鉛めっきコイルは価格を据え置いた。
CSCは、国際鉄鋼価格は米国の需要安定、欧州経済のファンダメンタルズ改善で底打ちしたが、世界経済の成長鈍化、台湾元高、貿易障壁などの要因が台湾川下メーカーの受注に悪影響を与えていると指摘。川下メーカーの競争力強化のため、今回も6月に続いて値下げを決めたと説明した。
なお、アジアの鉄鋼市場について同社は、中国の過剰供給は続いているものの中国メーカーの多くが6月価格を据え置き、日韓メーカーの輸出オファー価格も安定に向かっていることから、今後は製品価格の上昇が見込めると指摘した。
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