ニュース 電子 作成日:2015年5月28日_記事番号:T00057236
ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の張忠謀(モリス・チャン)董事長は27日、同社の後継者選びについて、「自分にかなうほど優秀な人材はいない」と冗談交じりに前置きした上で、「判断力と洞察力を持つ人材はいるが、これまで築いてきた企業の価値観とコーポレートガバナンス(企業統治)を維持することの方が重要だ」と語った。28日付工商時報などが報じた。
張董事長の発言は、台北市で台湾証券交易所(台湾証券取引所、TWSE)が開催した「上場企業の企業倫理リーダーフォーラム」のインタビューで、後継者問題について語ったもの。
張董事長は、TSMCの価値観には▽誠実▽正直▽コミットメント▽革新──などが含まれるが、これらは既に浸透していると指摘。企業統治については、長年実施しているので、後継者は内容を理解し賛同できれば十分だと述べた。
張董事長はインタビューの後半でも、「経験に富み、最も優秀な人材を見つける必要があるが、『最も優秀な人材』でも私には勝てない」とちゃめっ気たっぷりに話した。
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