ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2015年5月29日_記事番号:T00057256
中国鋼鉄(CSC)は28日、新日鉄住金などとのベトナム合弁による薄板製品製造販売会社、CSVC(中国語名・中鋼住金越南)に関連し、住友商事が保有する同社株式の5%を2,553万米ドルで取得したと発表した。これによりCSCの出資比率は56%となる。29日付経済日報が報じた。
住友商事の当初出資額は2,870万米ドルだったことから、CSCは今回、11.06%のディスカウント率で株式を取得したことになる。これを受けて市場では、CSCのCSVCに対する投資も同じ比率、すなわち約3,237万米ドルの損失を計上しているとの見方が出ている他、現在35%株式を保有する新日鉄住金も出資比率をさらに引き下げるとの観測も伝えられている。
ただCSCは「そうした形跡はない」と否定。CSVCについても発展の見通しは明るいと強調した。
CSCはまた、台塑集団(台湾プラスチックグループ)がベトナム・ハティン省に建設中の大型製鉄所に290億元(約1,170億円)を追加出資し、出資比率を従来の5%から25%に引き上げた。これにより同事業への投資額はCSVCを超えた。
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