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龍山寺、15日から香炉半減


ニュース 社会 作成日:2015年6月1日_記事番号:T00057266

龍山寺、15日から香炉半減

 275年の歴史があり、台北市で最も古い龍山寺は29日、6月15日から寺院内の香炉7基を3基に減らし、エコ線香に変更すると発表した。環境保護と信者の健康維持が目的だ。同市の行天宮は昨年8月から線香を禁止している。30日付中国時報が報じた。

 台湾大学医学院附設医院(台大医院)内科部・心血管センターの蘇大成医師の研究によると、龍山寺周辺のPM2.5(微小粒子状物質)濃度は台北市平均の48倍、行天宮の88倍で、参拝者などに頸(けい)動脈硬化や高血圧のリスクがある。

 龍山寺は、信者が保守的でなかなか香炉を減らせなかったが、董事会や台北市政府民政局との話し合いを経て、最後は観世音菩薩にお伺いを立て、決定したと説明した。15日から香炉は天公炉、観音仏祖炉、聖母炉の3基となる。