ニュース 電子 作成日:2015年6月1日_記事番号:T00057284
野村証券はこのほど、中国との競争激化で台湾ハイテク株が大きな影響を受けると警告するリポートを発表した。30日付工商時報が伝えた。
同社の楊尚倫・台湾株戦略アナリストは「短期的に台湾の輸出は新製品の発売で回復が見込まれるが、長期的には中国メーカーとの競争が台湾ハイテク業界への衝撃となる。川下のタッチパネル、発光ダイオード(LED)メーカーでは既にシェア低下が見られる。川上の半導体関連人材が中国に流出後、リスクは徐々に高まっている」と指摘した。
一方で楊アナリストは、中国での人件費上昇や生活水準向上、人民元の国際化といった構造的なトレンドは、台湾の非ハイテク業界や金融業界には長期的にプラスになるとの見通しを示した。
JPモルガン・チェースは「中国による影響は、台湾の半導体産業のうち、ファウンドリーへは大きくないが、中期的にはIC封止・検査分野で競争が激化する。自動化設備メーカーは競争に生き残るのではないか」と指摘した。
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