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第6ナフサ、環境評価で追加資料要求


ニュース 石油・化学 作成日:2008年2月26日_記事番号:T00005729

第6ナフサ、環境評価で追加資料要求

 
 行政院環境保護署は25日、台塑集団(台湾プラスチックグループ)の第6ナフサプラント(雲林県麦寮郷)をめぐり、同社から提出された環境影響調査報告書の内容が簡素すぎ、海岸への影響や排水、揮発性有機物質の排出などに関するデータが現状と大きく異なるとして、4カ月以内に追加資料を提出することを求めた。報告内容に改善が見られなければ、許可証の発給見合わせを答申するとしている。26日付経済日報が伝えた。

 同報告書は第6ナフサプラントの内容は拡張と密接な関係があり、第5期拡張計画の推進にも微妙な影響が懸念される。第5期計画は現在、経済部工業局が審査を進めており、環境保護署による審査手続きは始まっていない。ただ、同社が詳細な環境影響調査報告書を提出できない場合、今後の審査手続きに影響は必至だ。

 第6ナフサプラントは現在、第4期まで拡張が進み、工業用水の使用量が許容量を超えるなどした。このため、同署は台塑集団に対し、過去10年間で環境に与えた影響を再評価するため、報告書の提出を求めていた。