ニュース 金融 作成日:2015年6月2日_記事番号:T00057298
1日の台北外国為替市場では、台湾元の対米ドル為替レートが前日比0.061元の元安ドル高となる1ドル=30.932元で引け、約1カ月ぶりの安値となった。元安進行は6営業日連続で、下落幅は1日までの3営業日連続で韓国ウォンを上回った。輸出競争力維持のため、中央銀行が台湾元安誘導に本腰を入れ始めたとみられる。2日付工商時報が伝えた。
台湾と韓国は輸出市場で競合しており、台湾産業界はウォン相場の行方にも敏感だ。
台湾元相場は最近の米ドル高局面で弱含んでいたが、対米ドルで2カ月来安値を付けた韓国ウォンに比べると下落幅が小さい。年初来で見ると、対米ドルで台湾元は2.54%上昇したのに対し、韓国ウォンは0.98%下落している。このため、台湾と韓国は輸出市場で競合関係にあり、台湾産業界からは輸出に影響が出かねないとする懸念の声が上がっていた。
一方、韓国では対日本円でウォン高進行を懸念する声が根強く、市場関係者は「台湾元が韓国ウォンを、韓国ウォンが日本円を注視するという三角関係が演じられている」と指摘した。
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