ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

永豊化学の4製品、細菌感染疑いで回収


ニュース 医薬 作成日:2015年6月2日_記事番号:T00057301

永豊化学の4製品、細菌感染疑いで回収

 永豊化学工業が生産する注射用生理食塩液が5月、細菌感染の疑いが持たれ、病院と薬局に対して衛福部食品薬物管理署(TFDA)より使用、販売の停止が通知された問題で、TFDAは1日、永豊化学に対し、生産ラインを停止して調査を行うとともに、同ラインで生産された3種4製品を回収するよう命じたことを明らかにした。2日付中国時報が報じた。

 回収対象となったのは、▽「永豊・生理食塩水注射液(20mL)」、有効期限が2017年4月29日以前のもの▽「鈣克康静脈注射液(10mL)」、同17年2月25日以前のもの▽「注射用蒸留水(10mL/20mL)」、同17年5月17日以前のもの──。

 永豊化学はPIC/S(医薬品査定協定および医薬品査察共同スキーム)、GMP(適正製造規範)の認証を受けている製薬会社で、TFDAは同社が重大なGMP違反を犯したと判断し、生産停止および罰金の支払いを命じた。生産再開は、無菌保証と予防・改善策の提出が前提となる。