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国民党の総統選候補、朱氏の支持率が洪氏下回る【図】


ニュース 政治 作成日:2015年6月3日_記事番号:T00057322

国民党の総統選候補、朱氏の支持率が洪氏下回る【図】

 来年1月の台湾総統選に向け、国民党の公認候補選びは、唯一規定を満たす署名を集めた洪秀柱・立法院副院長(党副主席)が世論調査で最低ラインの30%の支持率を集めるかどうかが注目点だが、仮に洪氏が規定の支持率を得られず、朱立倫党主席が総統選に出馬した場合、民進党の公認候補である蔡英文党主席との間で、洪氏が出馬するよりも苦しい戦いを強いられるとの世論調査が明らかになった。3日付中国時報が報じた。


洪氏は小柄ながら辛辣(しんらつ)で「唐辛子」の異名がある(中央社)

 世論調査機関の旺旺中時民調中心が実施した最新の調査によると、洪氏が出馬した場合の支持率は、蔡氏31.4%、洪氏27.3%、未回答38.9%。朱氏が出馬した場合の支持率は、蔡氏33.6%、朱氏23.3%、未回答41.9%という結果だった。

 

 蔡氏有利という構図に変化はないが、一時は洪氏よりも朱氏が出馬した方が善戦できるとの見方があっただけに、世論調査結果は意外なものだ。

 国民党内では、洪氏が世論調査で30%ラインを超えられず、最終的に朱氏または王金平立法院長が強制指名で出馬することになるとの見方もあるが、国民党の公認候補擁立はますます不透明感が強まった格好だ